相続手続きの基本

ご家族がお亡くなりになられ相続が始まると、悲しみ浸る間もなく手続きを進めなければなりません。相続手続きは煩雑であり、慣れていないと苦労することが多いです。
ここでは相続手続きの基本を順番にご説明致します。

①相続人の確認：被相続人（亡くなった方）の戸籍謄本を取得し、相続人を特定します。

②遺言書の確認：遺言書がある場合は、その内容を確認します。公正証書遺言や自筆証書遺言など、遺言書の種類によって手続きが異なることがあります。

③相続財産の調査:
被相続人の財産（不動産、預貯金、株式、負債など）を調査し、相続財産を把握し、財産目録を作成します。
相続財産の評価額が基礎控除額を超える場合、相続税の申告が必要です。申告期限は、被相続人の死亡から10ヶ月以内です。

④遺産分割協議:
相続人全員で遺産の分割方法について話し合い、合意に至った内容を「遺産分割協議書」として文書化します。
実際に集まって協議を行うのが難しければ、手紙やメールにて進めても構いません。ただし、最終的に作成する遺産分割協議書には、相続人全員の署名押印が必要です。

⑥名義変更などの手続き:
不動産や預貯金などの名義変更を行います。これには、必要な書類（遺産分割協議書、戸籍謄本など）を用意する必要があります。

これらの手続きは、相続の内容や状況によって異なる場合があります。当事務所では全手続きのサポートも可能ですし、一部のみのサポートという形も取らせていただいています。まずはお気軽にご相談ください。