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コラムCOLUMN
成年後見制度について
2024.11.20
障害のある子をもつ親御さんにとって、自分たちがいなくなった後の子供のことは大変な心配事です。
私も自閉症と知的障害をもつ子供の母親として、そのお気持ちは十分に理解しています。
「成年後見制度」とは、親が亡くなった後の障害を持つ子どもや高齢者などが適切な支援を受けられるようにするための制度です。この制度は、本人の権利を守り、生活を支えるために設けられています。
成年後見制度には、主に以下の2つの種類があります。
①法定後見:精神的な障害や認知症などにより判断能力が不十分な場合に、家庭裁判所が後見人を選任します。後見人は、本人の財産管理や生活支援を行います。
②任意後見:自分が判断能力を持っているうちに、将来のために後見人を指定する契約を結ぶ制度です。本人が希望する人を後見人に選ぶことができ、必要なときに支援を受けることができます。
親亡き後対策を考えた時に成年後見制度は現在ある制度の中では有効な制度ではあると思います。ですが、成年後見制度は一度つけたら外すことができないことや費用が発生するなどデメリットもあります。成年後見制度はいつつけるかがとても重要となります。金融機関や施設など第三者からいわれてよくわからず、つけなければならないのだと思い後見人をつけるのはとても危険です。
親亡き後対策では後見人をつける時期を決め、それより前につけなくてよいように対策をしておくことが大切であると私は考えています。
当事務所では成年後見制度の利用のサポートもできます。ですが、つける時期を考え、それより前にはつけなくてもよいような対策を行うサポートが可能です。是非お気軽にご相談ください。